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[よくあるご質問]
Q1: 『在宅医療』とはどういったものでしょうか?
Q2: 『訪問診療』と『往診』はどう違うのですか?
Q3: どんな方が『訪問診療』を受診できるのでしょうか?
Q4: 医療費などの負担は?
Q5: 病院を退院し、自宅に戻ることになりました。退院時に、『在宅医療を』と薦められましたが不安はないでしょうか?
Q6: 今までの病院から『在宅医療』に変わる場合、病院との関係はどうなりますか?
Q7: どんな医療サービスが可能でしょうか?
Q8: 定期的な訪問診療以外での急な発熱等にも対応していただけますか?
Q9: 癌の末期といった状態の場合、自宅で過ごせるものでしょうか?
Q10:   自宅で最後まで看取ってあげたいのですが可能でしょうか?
Q.1
『在宅医療』とはどういったものでしょうか?
   
A.1   『在宅医療』とは、患者様のご自宅での療養生活をサポートするための、医療・介護機関などによる連携にもとづく各サービスの提供といえます。各サービスの内訳としては、医師がご自宅に訪問し診療する『訪問診療』、看護師による『訪問看護』、理学療法士・作業療法士による『訪問リハビリテーション』、薬剤師による『訪問薬剤管理指導』、栄養士による『訪問栄養指導』、歯科医師・歯科衛生士による『訪問歯科診療』など、多岐にわたります。
home on cliniQでは、自宅療養の方々へ『訪問診療』を実施しています。また、介護保険等による居宅介護サービス等と連携し、療養生活の維持・向上にお役立ていただいています。なお、在宅医療にあたっては、各種健康保険・介護保険が適用されます。
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Q.2
『訪問診療』と『往診』はどう違うのですか?
   
A.2   『訪問診療』とは、医療機関による診療計画を前提とした、診療計画にのっとった定期的な医師の訪問による診療のことです。医師が自宅に診察にうかがう、といったイメージでよく使われる言葉として『往診』がありますが、急変による患者様からの依頼にもとづく『往診』と、診療計画にもとづく『訪問診療』とは、下図のように性質が異なるものです。
    『往診』と『訪問診療』との比較
   
  往診 訪問診療
訪問の頻度 突発的 定期的
治療 対症的治療 予防医学的治療
計画性 なし 計画的
主体 医師個人 チーム医療
高度医療 不可 可能
期間 短期 長期継続的
訪問看護 なし あり
介護補助 なし あり
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Q.3
どんな方が『訪問診療』を受診できるのでしょうか?
   
A.3   home on cliniQでは、
・病院からの退院後、ご自宅で療養を継続される方、
・病院への通院が困難となってしまった方、
・自宅療養を希望されるターミナル・難病・重度障害の方
への訪問診療を実施しております。詳細につきましては、ぜひ、当クリニックまでお気軽にご相談ください。
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Q.4
医療費などの負担は?
   
A.4   home on cliniQは保険医療機関ですので、各保険の自己負担率にもとづき、ご負担願います。また、保険以外の実費といたしまして、1訪問診療につき300円の交通費(緊急時、夜間は別途)を承ります。なお、詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
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Q.5
病院を退院し、自宅に戻ることになりました。退院時に、『在宅医療を』と薦められましたが不安はないでしょうか?
   
A.5   ご自宅で『安心』した生活を過ごしていただくための医療こそ、『在宅医療』です。病院での「入院医療」が終了した時点から始まる『在宅医療』とは、在宅での主治医をはじめとして、医療・介護計画にもとづいて、各機関により、計画的・定期的に実施されます。さらに、地域医療連携によるバックアップ病院とともに、ご自宅での療養生活を全面的に引き受けて展開する、実質的な高度包括医療体制です。これらは、多くの在宅医療スタッフが関わる『チーム医療』となり、患者様、介護されるご家族においても、ご自宅での生活をサポートする枠組みとなっております。当然、通院が困難となり、『在宅医療』を希望される場合でも、まったく同様です。
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Q.6
今までの病院から『在宅医療』に変わる場合、病院との関係はどうなりますか?
   
A.6   患者様の病状、経過、服薬については、通院もしくは入院していた病院の主治医から、患者様の承諾を前提に、書面にてhome on cliniQへ開示されます。当クリニックは計画的な診療を実施するとともに、必要に応じて病院と連絡をとり、在宅医療を継続される中で必要となる検査、一時的入院の場合、患者様の情報を病院へ提供するという、相互協力的な体制を構築し、ご自宅での療養生活の向上(QOL)をはかっていきます。
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Q.7
どんな医療サービスが可能でしょうか?
   
A.7   定期的な診察はもちろん、血液検査、心電図測定まで おこないます。また、気管カニューレ・膀胱カテーテル等の交換もご自宅にいながらにして可能です。糖尿病などの慢性疾患に関しての定期的な処方や、急な発熱、下痢、便秘など日常の中で発生する症状への対応、点滴、褥瘡(じゅくそう)などの処置をはじめとして、成分栄養経管栄養法、人工呼吸器、歯科診療や中心静脈栄養などの高度な医療が受けられるものとなっています。また、『在宅医療』であつかう疾患の範囲も広く、慢性疾患を長く管理することも可能です。
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Q.8
定期的な訪問診療以外での急な発熱等にも対応していただけますか?
   
A.8   私どもがうかがう各患者様に関しては365日、24時間、電話連絡がとれるようにしております。突然の発熱、容態の変化に関しましても、電話連絡いただければ、適宜、対応をとれる体制としておりますので、ご安心ください。
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Q.9
癌の末期といった状態の場合、自宅で過ごせるものでしょうか?
   
A.9   大部分の患者様は、ご自宅で過ごせます。在宅医療でおこなわれる医療処置は限られておりますが、事前に対策、方針を決めておけば、ご自宅で介護者の方やご本人でも十分おこなえる内容も数多くあります。また、痛みや、その他の症状コントロールをおこないつつ、可能な限り普段通りの生活を送っていただく、ということも可能です。ただし、あまり痛みが激烈な場合、一時入院等必要となる場合もありますが、入院しなくてはできない対応を、必要最小限の期間でおこない、なるべくご自宅で有意義な時間を過ごしていただく、といった選択も可能です。
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Q.10
自宅で最後まで看取ってあげたいのですが可能でしょうか?
   
A.10   ご家族の方など患者様を介護する方がいて、患者様本人あるいは介護者の方々が在宅療養の意義を理解し、協力していただければ、在宅医療の枠組みの中でも、ご自宅での看取りは可能です。 訪問看護師や医師など医療側と、ご本人、ご家族との密接なコミュニケーションをはかり、ご意見を反映しながら、診療方針の策定をおこないます。また、診療方針も、時事折々、適宜見直しつつ、対策・対応を早めにとることで、患者様、介護されるご家族の不安を解決しながら、在宅療養を進めてまいります。 また、最期の場面が訪れた場合も、親しい方で十分お別れをしていただき、私どもが責任をもって診断書等をしたためますので、ご不要なわずらわしさはございません。
 
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